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2020年12月17日

■神谷酒造さんに工場見学させてもらいました!【泡盛館】

神谷酒造さん外観




神谷酒造さんに工場見学に行って来ました。

ご家族4人で切り盛りしている小さな酒造さんです。

今日は仕込みなどの作業のない日だったので、三角棚も洗米機もお休み中でしたが、

今まで、いろいろな酒造さんの見学してきたけど、酒造さんごとに新しく学ぶことも多くって、今回も、びっくりすることがたくさんありました。

◼

神谷酒造さんでは、タイ米の丸米は水の浸透がゆっくりのため、長く水につけてたり、2回蒸したりなさるそう。

年末年始の準備もあり、今造ってるもろみを蒸留したら、今年の仕込みは終わりなのだそう。

来年仕込むお米たち



2階にストックしているお米は来年の仕事始めの分。
30度の1升瓶で換算して、だいたい1000本くらいの原料なのだとか。

ケースで考えると、167ケースくらい。
スペース的にどのくらいだっけ?と、泡盛館の倉庫をイメージしてみるも、うまくまとまらないので、早々に考えるのやめました。

神谷酒造さん独自の工場の作りで、おもしろいなぁ〜と思ったのは、洗米機(蒸して黒麹菌混ぜるまでできる)が2階に設置されてること。

洗米器、これ二階に設置されてるんですよ!(@@



そして
2階から蒸して黒麹菌を混ぜた米を、パイプを通して階下の三角棚に流し込む仕組み。

え????
蒸した米って、パイプで流せるんですかΣ('◉⌓◉’)⁉️


コンベアに載せて移動したりするのは見たことあるけど…。(大きな酒造さんの場合、お米の移動の部分は省略して説明受けてたのかもだけど)

パイプに通すって驚き。
タイ米はジャポニカ米のように粘りがないので、サラサラしてるからできることなのだとききました。

◼

麹菌を三角棚で育ててのステンレスのタンクで発酵。

あと3日ほどで蒸留するそうで、このタンクの蒸留で今年の作業は終わるのだそう。
(写真撮り忘れましたわ)

麹菌にもいろいろあって、真っ黒に染まるものもあったり、灰色になる種類もあり、神谷酒造さんでは石川麹菌を使ってるので、やや灰色ぽい状態のもろみになるとのこと。

昔の泡盛はこの段階で、けっこう黒く仕上がっていたらしいことも聞きました。最近は他の酒造さんも灰色ぽい状態のが多いみたいですね。

◼

泡盛の蒸留機には2種類あることは知ってましたが、味のイメージまではそれぞれに繋がってなかったのだけど、今回、やっと理解した気がします。

通常の蒸留機は、コクとパンチのある力強い仕上がりになり

減圧蒸留(およそ50度くらいの温度)では、優しくフルーティな薫りが特徴の仕上がるのだそうです。
あと、減圧蒸留は冬なら効果的に使えるので、神谷酒造さんでは季節限定の蒸留だそうです(細かい理由も聞きましたが、今回は割愛)

蒸留機


左が通常の蒸留機、右が減圧蒸留機です。
画面に入りきれなくて斜め撮り。

◼

驚いたこと、2個目。


蒸留したて、濾過前の泡盛



蒸留したての泡盛は、まだまだもろみの時の色が濃いので、灰色ぽい状態です。

そこにも驚きましたΣ('◉⌓◉’)

蒸留したての泡盛はその段階ですでに無色透明だと思ってた!

ここから、お米の油や雑味を取り除く濾過の作業をして透明な泡盛に仕上げていく…。

お米の油分を取り除くのに冷却しながら濾過の作業をするというのも、初めて知って(ソーキの下拵えに似てると思った)軽く衝撃。

◼

そして、驚きの3つ目は、思いのほか濾過器が小さいって事!
濾過機くん 思いのほか小さいことにびっくり



濾過機って 1トンタンクくらいで
なんとなく大きなコーヒーフィルターみたいなのを想像していたんですよ、ずっと。

それが、こんな小さな存在感のマシンだったとは…Σ('◉⌓◉’)知らなかった!めちゃめちゃ驚きました。

こんな小さいのにすごい仕事する子なんだぁ。

写真には映ってませんが、私の目には濾過器の周りにキラキラ✨がたくさん散りばめられてました。

工場を二階の踊り場から見たところ



神谷酒造さんでは、濾過の後、半年間甕に入れてから、ステンレスのタンクに移してからの、瓶詰めをしているとのこと。

こんなにたくさんの手間暇をかけて、仕上げられてる泡盛。

口に含む時にも、その手間暇(ティアンダー?)を想いつつ味わっていきたいですね♪

この甕の泡盛は「綾3」と同い年くらいのものです

この甕の泡盛は「綾3」と同い年くらいのものです


↑この甕の泡盛は「綾3」と同い年くらいのものです。

◼

神谷酒造さんの代表銘柄は

神村酒造 代表銘柄



南光、ハイビスカス酵母の南光と、はなはな。

泡盛館ブランドの綾2は、2004年に造っていただいた南光でした。


今年で16年古酒で、甘く華やかな香りと柔らかな口あたりが大人気の商品でしたが、あっという間に売り切れてしまいました。

綾2を商品化した際に、新たに「綾3」を造ってもらい、それがそろそろ5年ほどの古酒となります。

人気の綾シリーズ、もう少ししたらお披露目となる予定です。

お楽しみに!

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